
ChatGPTの登場により、AIの活用にリアリティが出てきました。
ChatGPTは、回答精度の高さが驚くべき正確さで、ビジネスシーンでも活用できるレベルになってきています。
人工知能が、人間と同等レベル以上の回答を瞬時に創り出すようになった時、人間の仕事はどんどん奪われてゆくのでしょうか?
それは、人間がどういう付加価値を仕事につけているかによって大きく変わるのではないでしょうか。
今後、私たちの仕事を考える上では、具体的にどういう部分で付加価値をつけているのかを意識してゆく必要があります。
多くのビジネスシーンでは、答えがありそうで、答えがないものです。
幾つか選択肢がある場合でも、どの選択が正解は、その後の取り組み次第で大きく変化したりします。
それは、ビジネスを実際に実行するのは、人間であり、人間は機械と違って、合理的なつもりで、不合理になってしまう場合があるからです。
経営や組織マネジメントは、合理的であることを前提に考えるものですが、不合理な判断をしてしまうことが多くあります。
しかしながら、それが失敗に繋がるかというと必ず悪い結果につながる訳ではありません。
人間は、活動する際に、モチベーションというものが存在していて、リスクをかけて新しいことに取り組むことに喜びを感じたり、今まで出来なかったことに取り組むからこそ、その課題を解決することで成長に繋がることがあったりするからです。
そういった面では、人工知能に比べて、人間は愚かである反面、多くの可能性にあふれてもいるとも言えます。
人間と比較した時、人工知能は、判断をする際に、成功確率と成果を元に、修正が高い方を確実に選択するはずです。
自らリスクのある選択をすることはありません。
また、人工知能は、既に存在する大量の情報を元に学習して、その学習結果から判断を 行ってゆきます。
その選択を実行する人間は、予測通りの活動をすることを前提に選択をしてゆきます。
しかしながら、人間は、予測通りに動く保証はありません。
不合理な判断をして邪魔をすることもありますし、リスクがある選択をして、イノベーションを起こすこともあります。
なによりもモチベーションが高ければ、生産性は飛躍的に上がることもありますし、たとえ失敗に終わったとしても驚異的な胆力でリカバーすることもあります。
たった一人の存在がすべてを覆す可能性があることは、人間の歴史が証明しています。
人工知能にはできない。情熱がイノベーションを生み出す
人間は、目の前に解決したい課題がある場合、その問題の解決に向けて、情熱をもって取り組むことが出来ます。諦めることや打算とは無念の取り組むを効率を無視してやり遂げることがあります。つまり、成功するまでやり遂げるのことがあるのです。
そうした情熱がイノベーションを生み出すことがあります。
過去の成功データを分析しても導き出せる確実性のある答えを選択するだけでは、そうしたイノベーションを生み出すことは難しいでしょう。
ルーティン化された仕事は人工知能に代替されてゆくかも知れませんが、その時に、取り組むべき仕事が情熱をもって何か大きな課題に取り組むことではないでしょうか。
イノベーションを生む出すために、最も必要なのは情熱であり、その情熱と目指すべき場所を人と共有することで、人間通しの活動が、互いに化学反応を起こし合う状態を生み出すことです。
イノベーションは論理的な思考だけで生まれるものではありません。イノベーションは、あふれでる情熱やリスクを取る覚悟など、さまざまな要素が結びついて生み出されるものです。
人工知能は、問題解決や効率改善などには非常に効果を生み出すはずですが、新しいアイデアを生み出すためには、倫理的な思考だけでは限界があります。論理的な思考だけではなく、感性や直感など人間らしいも要素も必要になります。