人工知能の限界とシンギュラリティの本当の怖さ

「シンギュラリティ(技術的特異点)」は、人工知能が人類の知能を超える事により生まれる世界の変化。
レイ・カーツワイル氏が、2005年に出版した“The Singularity Is Near”でその概念を提唱したことで知られるようになった。

AIは人類により豊かな未来を創造してゆく、「シンギュラリティ(技術的特異点)」をむかえる事で、現在のような人間らしさは少しづつ消滅してゆき、AI(人工知能)が人間より賢くなることを示している。

その瞬間、我々の未来は、進化するテクノロジーのパフォーマンスと、それを使う人間の質が問われる時代になってきたのだ。

人工知能は、常に合理性を持っているが、人間は時に不条理な判断をしてしまう。その不条理な判断の方向性によって、大きなひずみを生みだしてゆく。

シンギュラリティの本当の怖さは、人口知能(AI)にあるのではなくて、人間の不条理な判断力にある。

AIの進化に伴い、人間が自ら考えることを少しづつ放棄しはじめた時、人間の判断はどんどん不条理になることが予見されている。

とはいえ、人工知能(AI)は、私たち人類を脅かすために生まれてきた訳ではなく、我々の生活がより豊かになるように生み出されたテクノロジーのはずです。生み出した人間側が、人工知能(AI)が道を外れないようにコントロールする必要があるのだ。