話題のAI食について、AI食が提案される仕組みについて考えてみる。

時短へのニーズが高まっている中、機能性食品による健康維持に関心を持つ人が増えてきました。

2023年1月から株式会社ウェルナスが提供する予定の個別栄養最適食サービス「NEWTRISH(ニュートリッシュ)」が、少し気になっています。

ウェルナス社では、日々の食事データを基に個人に最適な栄養素・食事を提案するヘルスケアサービス事業を展開しています。

NEWTRISHは、高い効果を得ることができる個別栄養最適食の提供を目指しており、栄養最適食は、利用者が設定した健康や運動機能向上などの目標に関連する生体データ(体重、血圧、筋肉量などのデータ)と、摂取した食事に含まれる栄養素データを日々記録することで、栄養最適食を提供する仕組みです。

独自の解析アルゴリズムを用いた「AI食」技術により、日々変化する動的な生体データと栄養素データを解析して、個人目標の実現に貢献するサービスづくりを目指しています。(国際特許出願中のサービスとのことです。)

つまり、取るべき食事を、人工知能が個別最適化して提案してくれるサービスです。

食事のパーソナライズ化は、ニーズが大いにも関わらず、対応するのは難しい分野でした。

人に必要な栄養素や摂取時の効果は、個体別に違っていることが判明しているにも関わらず、栄養素の管理は、平均的な基準値を元に、栄養管理がさせることが一般的でした。

AIの支援なしには、アスリート並みのパフォーマンス維持管理を実現できるような栄養素管理を個別に出来るサービスは、個別に時間をかけて対応する以外には、実現することは出来ませんでした。

AI(人工知能)が利用者に最適化去れた栄養最適食を提案する機能は、将来的には、ミールキットの提供もスタートする可能性にもつながります。

ミールキットが提供させるようになると、食事自体の在り方を大きく変化させる可能性があります。

食事が、健康維持をするための活動だけではなくて、健康改善や身体のパフォーマンスアップにつながる活動になるからです。

NEWTRISHで、AI食が提案される仕組み

利用者は、まずNEWTRISH(ニュートリッシュ)の専用アプリに、理想とする自己実現目標を具体的な数値として登録します。

次に、健康維持における血圧や体重、美容における肌年齢、その他スポーツの記録やテストの点数など、数値化 できるものであれば、自己実現目標として設定します。

観察期間内は、1日3食のメニューを撮影し、その画像を連携アプリに登録することで日々の栄養素摂取量を自動記録してゆきます。

日々の食事の栄養摂取量と自己実現目標データを記録することで、両者の関係性を独自のアルゴリズムによる「AI食」技術で解析し、自己実現目標に近づける栄養素・機能性成分と遠ざけるものを特定します。

成果につながる部分を増やして遠ざけるものを減らす栄養最適食を設計し提案してくれるので、その提案された食事のメニューを利用者が摂取することで、目標達成を実現させます。

摂取栄養素の善玉と悪玉は、利用者個人の生活習慣、環境、遺伝的な要因によって大きく異なり、ある人に とっては善玉となる栄養素が、別の人にとっては悪玉になる場合もあります。

利用者の嗜好や生活スタイルに対応できる点が優れている

利用者が食べ慣れた献立メニューに、チーズを1個追加して、白飯の量を3分の2に減量した食事をとるようにアドバイスをすることを目指しており、実現することできれば、調理・運用上も無理のない栄養最適食の提案が可能になります。

必要な栄養素を満たす食材やメニューの組み合わせは多数あるため、利用者の好き嫌いといった嗜好やライフスタイルに合わせた提案が可能になります。

外食やお弁当に、持ち帰り惣菜を組み合わせるなど、必ずしも自炊を必須とせず柔軟に活用することができる点に注目しています。