人工知能を洗脳することはできるのか?

最近、良く人工知能を洗脳することはできるのかを考えている。

 

現時点での人工知能に知識を与えるのは人間である。

つまり人口知能を学習させるためには、どのような材料を与えて学習させるかを決めているのは人間だと言える。

 

ディープラーニング(深層学習)にしても、ディープラーニングの学習フローを決めるのは人間の仕事だ。

 

【ディープラーニングの学習フロー】
(1)使用するデータの準備

(2)学習方法やアルゴリズムの選択

(3)データラングリング(Data Wrangling:データを選別して、学習で使用可能な形に整える)

(4)トレーニングデータで機械学習をトレーニング

(5)学習の精度をチェック

 

AIが自ら興味関心を示して、学習をする訳ではないし、データの取捨選択も行っていない。

つまり、生真面目な人工知能は、人間が教えた通りにしか動かない。

では、人が介在をすることで意図的に、人工知能を洗脳することはできるのだろうか?

人間が何か目的を持って意図的な方向性を持って教えることで、学習をコントロールすることはできると言える。

つまり、人工知能を洗脳することはできる。

 

ディープラーニングは、ある程度の情報量を学習させれば、あとはデータをもとにして、自動的に学習を進めてゆく。

 

ディープラーニングによって、人口知能の技術は大きく進化し始めている。

 

ディープラーニングの学習には、大量のデータが必要になるが、そのデータに偏りを意図的に持たせることで、人工知能は洗脳されてしまう。

 

人間ですら洗脳されてしまうのだから、人口知能が洗脳させてしまう危険性があることも当然だと言える。

 

ここ数年でAIやディープラーニングが一気に一般化してきており、技術者の人材不足は深刻化している。

 

少しだけ努力して技術を学習すれば、AI技術者として業務に就くことも可能になっている。

 

だからこそ、倫理観を持つことが大事になっている。